スタンダード・ブルテリア(おはなちゃん)

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犬種: スタンダード・ブルテリア(おはなちゃん)
レッスン開始時: 生後7ヶ月
当時の悩み: トイレしつけ・気に入らないことがあると咬む、吠える・唸る・引っ張り癖・他
かわいい表情のブルテリアのおはなちゃん スタンダードブルテリアのオハナちゃん。
かなりの根気がいりましたが入門コースを無事に修了いたしました!
オハナちゃんは外では全く攻撃性がないのに、家の中だと唸る・吠える・咬む、散歩は引っ張りっぱなしで困っていますとのことでご依頼いただきました。
飼い主さんはとてもしつけに熱心な方で、オハナちゃんが子犬の頃から市販のしつけ本を買って努力なさっていたそうです。それなのに攻撃性が出てしまった為、ほんの少しだけ「安楽死しなくてはいけないのかな」と考えてしまったこともあるそうです。責任感のある飼い主さんだからこそ、そこまで悩んでしまったのだと思います。
少し話は変わりますが、アメリカでは褒めてしつけるトレーニング技術が進んでいるのは確かですが、問題行動が悪化してしまった犬を安楽死するケースが多いのも事実です。日本ではあまり考えられませんが、ドッグトレーナーも改善できない場合は安楽死をすすめるそうです。無責任に安楽死を進めているわけではないんです。問題行動が悪化するとそれが犬に大変なストレスを与えそれが病気につながり、結局は生きていることが苦痛になることもあるという考えや、人を咬み殺してしまうこともある等、深く考えた上での選択だそうです。だからこそ、しつけを間違わないようしつけ教室が充実していて、飼い主もまじめにトレーニングに取り組むのだと思います。
さて日本ですが、殺処分される犬の多くは「引越しした先がペット不可だから」という理由だそうです。(動物愛護相談センター調べ)
『ペットは家族じゃないのでしょうか?ペット可のマンションを探して引っ越せばいいのでは?どうしてもダメなら新しい飼い主を探してあげたらいいのに・・・。』言いたいことが山ほどありますが、これが現状なんだそうです。
話が大分変わってしまいましたが、スタンダードブルテリア(闘犬の血が入っています)はしつけを間違えると攻撃性については改善が困難な場合が多いのですが、オハナちゃんの飼い主さんは初めて犬を飼ったとは思えないほどのトレーナー顔負けの愛情をオハナちゃんに与えた結果、入門コース卒業時にはかなり変化がでてきました。
オハナちゃんの攻撃性の大きな原因はストレスから来るものだったので、ストレスの原因を取り除いてもらい、あとは運動を頑張っていただきました。
散歩は何だか知らないうちに引っ張らなくなっておりました^^;(笑)。
レッスン当初、「これから飼い主さんは大変なんじゃないかなぁ」と思いましたが、そんな心配はいらなかったようで、ご家族全員で楽しみながらしつけをなさっているようでした。
やはり私は飼い主さんにはかないません。飼い主さんと愛犬にしかない絆っていつ見ても素晴らしいです。
『オハナが大分変わって生活しやすくなりました。また何かあったらご相談させてください。』
とおっしゃっていただいたのですが、本当に飼い主さんの愛情の成果です!
ご卒業おめでとうございます!