柴犬(利希君)

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犬種: 柴犬(利希君)
レッスン開始時: 生後4ヶ月半
当時の悩み: 気に入らないことがあると咬む・吠える・他
カメラ目線でお座りしている柴犬柴犬の利希(リキ)君。
レッスン当時、生後4ヶ月半。
獣医さんとトリマーさんを咬んでしまい「早いうちにしつけたほうがよい」と獣医さんにアドバイスされたそうで、利希君の飼い主さんはとても慌てたご様子でレッスン希望のお電話がありました。
愛犬に利希君と同じような行動が見られるという方、ぜひ慌てて下さい!
放っておくと、近い将来人を強く咬む可能性がとても高いです。
「おすわり」や「フセ」などは何歳になってからでもトレーニング可能ですが、こういった攻撃性に関しては生後5ヶ月くらいまでに服従心をつけさせないと改善するのが難しくなってきます。
利希君の年齢はちょうど子犬の社会化期が終わる頃で、レッスン初日もわんぱくっぷりを発揮してくれました。(笑)
犬の場合は生後6ヶ月で性格が決まると言われています。
飼い主さんのしつけ方だけではなく、その子犬の生まれ持った気質も関係してきます。
ちゃんとした繁殖知識のあるブリーダーさんから譲ってもらったという子犬は気質が穏やかな子が多いのに比べ、親犬がどんな気質であろうとおかまいなしに、金儲けのためにどんどん繁殖させるブリーダーさん経由できた子犬は、もともと気質があまりよくない子が多いようです。(注: 利希君の気質が悪いと言っているわけではありません。)
そういった理由でしつけが大変ということもありますので、ただ安いからという理由だけで犬を購入するのは危険です。(注: 利希君の飼い主さんは、安いという理由で購入したわけではありません。ちゃんと運命の出会いを感じて利希君に決めています。)
かといって悪徳ペット業者より販売される「激安!」の子犬たちを誰も飼ってくれないとなると、今度はこの子たちの行方が気になるところです。一番良いのは悪徳ペット業者が一日でも早くいなくなってくれることですね。
しつけの話に戻りますが、もともと気の強い子でもしっかりとしつけることによってちゃんと服従心がつきますから「うちの子はもう遅い」などと決して諦めないでくださいね。よそのお宅とは「倍以上の根気」がいるかもしれませんが、早いうちにしつけることで何とかなります。そして手がかかった分、愛犬がかわいくて仕方がないという飼い主さんが多いです。^^
さて利希君ですが、性格はドラえもんにでてくるジャイアンタイプ(笑)
人は大好きなんだけど、自分の言うことを聞かないとイライラ・・・。こういう子のしつけは特に根気が必要です。「面倒くさい・・・」としつけを怠ると「カミカミ王子(咬み咬み)」になっちゃいますよ。
利希君の飼い主さんはとても努力家!レッスン中アドバイスされたことをノートに書きとめ、根気よく頑張ってらっしゃいます。ちゃんと利希君と遊ぶことも忘れず、とても可愛がっているご様子♪
パピーコースを無事に卒業し、現在入門コースを受講中です。<
自分が気に入らないことがあっても人を咬まないよう、色々と我慢できるようになってきた利希君ですが、まだまだ油断は禁物。入門コース卒業まであと少しです!
飼い主さんと利希君、頑張ってくださいよー。


入門コース終了後↓

利希君、無事に入門コースを卒業いたしました!
いつもご夫婦で熱心にレッスンを受けていただき、そして卒業時には飼い主さんの努力と愛情の結果が出ました!
レッスン開始時は、利希君の頭や口を触ろうとすると人の手を咬んだりすることがあったのですが、現在はしっぽを引っ張ろうが(優しく引っ張っています)、頭や口を撫でようが、後ろから抱き締めようが、嬉しそうにしっぽを振って触らせてくれるようになりました!もちろんまだまだやんちゃな時期ですから課題は少々残ってはおりますが、現在の調子でこれからも楽しく利希君と過ごしていくうちに確実に絆が強くなりますよ!
利希君は飼い主さんが郵便局などで用事をしている間も、おとなしくじっと待っているそうです。そしてある日郵便局員の方が、利希君も一緒に局内に入っていいと言ってくれたそうです。民営化効果?
将来ペット同伴OKの郵便局が全国に広まることを期待しています!頑張れ郵便局!
今後もしつけで困ることがあるかもしれないので、卒業生コースを2~3ヶ月に1回のペースで受講なさりたいとのことでした。もちろん困った時はいつでも飛んでいきますよ~^^
しつけで大変なことも多かったと思いますが、飼い主さんの努力には脱帽です。
ご卒業、本当におめでとうございました!
*飼い主さんからパピーコースを始める前の利希君の写真をいただきました。
特に左側の写真は私のお気に入りの1枚です。この1枚で日本を語れそうです^^
飼い主と柴犬首をかしげるかわいい柴犬