ゾウのはな子と動物たちのこと。

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井之頭自然文化園にいたゾウのはな子は、私の母と同じ昭和22年生まれ。

たくさんの人に愛され、2016年に天国へ旅立ったはな子。現在、はな子がいたゾウ舎の横に、等身大の写真が置いてあります。

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ご存知の方は多いと思いますが、はな子は日本に来る前、バンコクの農園で暮らしていたそうです。

そして1949年に、「戦争で傷ついた子供たちの心を癒そう」と、タイから日本に贈られたとのこと。

でもストレスからか、1956年にゾウ舎に侵入した男性を死亡させ、更に数年後、飼育員を踏み殺す事故が起きたそうです。

それからというもの「殺人ゾウ」と呼ばれるようになり、来園者から石を投げられたこともあり、ストレスなどでやせ細っていったんだとか。

かわいそうな「はな子」。

でもその後、はな子を理解してくれる飼育員と巡り合い、それからは平和に暮らしていたと聞いています。動物園については、賛否両論ありますよね。子供たちのために必要だと言う方もいれば、動物がかわいそうと言う方もいる。

確かに動物たちは本来の自然界にいた方が幸せかもしれません。自然に近い環境にしているサファリパークでさえ、飼育員がかみ殺されたりしていますものね。

飼育員さんたちは命がけでお世話しているんですね。

私自身も幼少期から動物園で癒されることも多く、小学生の頃は、動物園の飼育員になるのが夢でした。

6年生の時は文集に「将来はアフリカで動物たちの研究をしたいです!」と書いていた私。(なぜ今、日本にいるんだ私。アフリカはどうした?)

とにかく、動物たちから教わることは本当に多かったです。

息子を動物園に連れて行くときは、こういった悲しい出来事も話すようにしています。

案の定、はな子のお話を聞いて泣いていましたが、大きなパネルのはな子を「よしよし」して、ありがとうと言っていた息子。

それを見て泣く私。

気分転換にお茶することに。

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はな子がいた近くに、「はな子カフェ」という売店があるのですが、看板がかわいいくて思わずパシャ♪
井之頭自然文化園でも、たくさんのことを学んだ私と息子でした。

少しお話は変わりますが、リボンちゃんがお世話になったペット霊園で犬猫の里親会があるとお聞きし、先月、息子を連れて見学に行ってきました。

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この子犬たちは、茨城県からはるばる来てくれたんですって。

東京では野良犬なんて見たことないけど、茨城県にはいっぱいいると係りの方がおっしゃっていました。

犬を捨てる飼い主もいれば、その犬を救ってあげるボランティアの方も大勢いる。茨城から東京まで来てくださった愛護団体の方々の行動力は本当に晴らしいです。

係りの方のお話しによると、飼い主が山に犬を捨てに行って、その子が野良になり子犬を産むケースが多いそうです。

息子が「大人なのに、なんでそんなことをする人がいるの!」と怒っていたのですが、本当にそうですね。大人なのに、なんで飼い犬を捨てちゃうんですかね・・・。

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出会いがあったら、「我が家にお迎えしよう」と息子と話していたのですが、この日はあっという間に新しい飼い主さんが決まってしまいました。(みんな、幸せになってね~)

もちろん、この日にすぐに子犬たちを連れて帰れるわけではありません。愛護団体の方による飼い主適正チェック後の譲渡となります。(愛護団体にもよりますが、譲渡にかかる費用はだいたい4万円前後です)

そのうちハムスターも飼いたいと言っている息子。

もしワンちゃんとの出会いがあったら、部屋を別々にして飼わなきゃですね。

2DKの我が家。ハムスターに6畳のひと部屋をあげて、人間と犬はリビングに追いやられる感じになりそうです。(笑)

里親会の帰りに図書館へ寄ると、息子が「のら犬ボン」という絵本を見つけたので借りてみました。

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寝る前は、必ず絵本の読み聞かせをしないと眠ってくれない息子。(いつになったら自分で読んでくれるのやら・・・)

この絵本、野良犬を保護して飼ってあげるお話しかと思いきや、なんと!お父さんが飼い犬を、どこかの島に捨てに行くお話し。

ここでまた息子が怒り始め、「どうして大人なのにそんなことするの!」とお話しがなかなか頭に入っていかない様子。

寝る前だと言うのに、逆に泣いちゃって大変でしたが、最終的には「ボン」はまた飼い主の元へ戻ることになります。(ご興味のある方は、読んでみてくださいね)

気を取り直してお次の絵本は、前回ご紹介した「リンドバーグ」に続き、「アームストロング 宙飛ぶネズミの大冒険」。

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イトーヨーカドーにロケットは売っていませんでしたが(笑)、本屋さんでこの本を見つけたので、2年生の進級祝いに息子に買ってあげました。(関連記事

「リボンちゃんがきっと、こんな感じでロケットに乗って来てくれるよ」と息子に話すと、思い出して更に泣き出し、全然眠ってくれない息子なのでした~。

あ~あ。失敗した(笑)

でも現在は泣くことも減り、元気に2年生をやっています!

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リボンちゃん、時々でもいいから、ロケットに乗って息子に会いに来てね。

おやつを用意して待ってるよ^^

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コメント

  1. SAL子 より:

    息子ちゃん、沢山の動物と触れ合う事は出来て良かったね。
    息子ちゃんなりに悲しい事も楽しい事も整理しながら成長して行くんだろうね♪ 
    泣いたり笑ったりと忙しいけど、喜怒哀楽って大事だから良い事よね♪
    ババも幼少の頃から動物は好きで、 動物に関わる仕事に就きたいとも思ったこともあるけど、勉強嫌いだったババは・・・果てしなく遠い道のりというか・・無理だった(爆”
    でも、頑張ってでも勉強してれば良かったと今になって後悔してる(^◇^;
    あと、20年若ければ・・動物関連の仕事か、釣り関連の仕事がしたいなぁ・・。

  2. Chiaki より:

    リボンが旅立ってから、息子が泣いてばかりで心配になりましたが、確かに喜怒哀楽って大切ですね^^
    大人も、色んな感情を出すことでストレス発散できますからね!
    私も勉強は嫌いでした(笑)獣医さんになりたいと思ったこともあったけど、勉強しなきゃいけないと聞いてあっさりあきらめた記憶が・・・。
    SAL子さんもやっぱり動物が大好きなんですね♪
    ところで釣りもお好きとのことでしたが、釣り関係の仕事は漁師しか思いつかない私(笑)
    女性の漁師ってなんだかかっこいいですよね!今からでも全然遅くないですよ♪
    東北のお魚は美味しいだろうな~。SAL子さんが釣ったお魚食べたい!

  3. ぽっぽとユノの管理人 より:

    息子ちゃん 優しい子だね😊
    理不尽な大人に腹がたつ気持ちよーく分かるよ!
    どうして世の中には理解できないことをする大人がいるのでしょう
    動物園といえば 私は小学校の頃 4学年上の漫画好きな姉の影響で
    「僕の動物園日記」という単行本を愛読しました。何十巻もあったと記憶してますが
    結構 その後の私の動物愛に影響しました。
    確か当時 動物園の園長をしていた方の実話なので 楽しく 切なく いろいろな感情になりました
    今は無いのでしょうかね?
    もし あったらchiakiさんにも是非読んでもらいたいなぁ😊
    結局 動物だって人間と同じ感情を持っているんですよね〜
    喜び 悲しみ 怒り 虚しさ そしてストレスをも感じてしまう繊細な子達
    人間のエゴでひどい扱いをされるのは 心が痛くなります
    息子ちゃん そのまま優しい心のまま 大人になってほしいな いや なりますね!
    人の痛みのわかる大人になるでしょう。
    お母さんも愛情深い優しい人だから。。
    今度 お迎えする子がどんな子か とても楽しみです😊

  4. SAL子 より:

    再び登場しました(笑
    釣り関係の仕事・・漁師(爆
    確かに漁師は良いかも♪(>▽<)
    釣り具メーカーの開発部とか企画部とか・・
    あと、フィールドテスターとか(TVや雑誌での仕事)
    釣り雑誌の会社とか・・かな(^-^)
    漁師は朝が早いので・・無理かも((^m^;
    で、船酔いするから無理・・(笑

  5. Chiaki より:

    こんばんは☆
    息子が動物に優しくなったのは、リボンのおかげ♪
    今までは街角に植えてある大きな花を見て「ママ~キレイだよ~」と言っていたのが、リボンを飼い始めてからは、道端に咲いている小さな花のほうに反応するようになった息子。
    全てが小動物目線になったようです(笑)
    ところで、管理人さんが動物好きになったきっかけの「僕の動物園日記」、無料で17ページだけ読めるサイトがあり、読んでみました!
    西山としお君を見ていると、私がまだ犬の訓練士見習いだった頃を思い出しました。
    動物関係のお仕事って、最初は掃除からはじまるんですよね。でもこれ、すごく大切なことなんだと気付いたんです。
    としお君みたいに素手でフンは触れませんでしたが(笑)、その日の体調を知るにはフンをよく見ることが大事なんですよね。
    機会がありましたら、漫画喫茶などで探して続きを読んでみたいと思います!
    管理人さんに、親の私のことまでお褒めいただき嬉しくなっちゃいました♪
    大人になると褒めてもらえることってあまりないので(笑)
    私もこのまま息子には優しい子に育ってもらいたいのですが、いつか来るであろう反抗期を考えると、今から胃が痛い・・・(笑)

  6. Chiaki より:

    再び、めんそ~れ(笑)
    あ、そうか!
    釣具店とか釣り雑誌系とか色々ありますね!
    漁師しか思いつかない私って一体・・・。
    そう言えばある雑誌で、釣りガールの特集を読んだことがありました。
    SAL子さん!ご自分のことを「ババ」なんて呼んでいる場合ではありませんよ!
    時代は釣りガールですよ!釣りガール!
    今からでも遅くはありません(; ・`д・´)
    私は生きた魚を上手につかめないので、山ガール向きかも(笑)